企画展「描かれたカミとホトケ」
- 開催日
- 2019年4月27日(土)~6月30日(日)
- 時間
- 9:00~17:00
- 会場
- えさし郷土文化館 第二展示室
- 料金
- 通常入館料でご観覧頂けます。
現代でも私たちの暮らしの中には、数多くの護符が存在しています。初詣など寺社に参拝して授与されたり、地域の神社の祭礼などで配布されたりと馴染み深いアイテムであるといえます。
その多くは紙片に神仏の名号や形象、呪文、経文、密教の種子、真言、神使とされている動物などが記され、これらを所持していれば神仏の加護が得られ、災禍を避けることができると信じられてきました。それは古来より人々は自然や生命の営み、人智の及ばない全てのものに対して神仏の姿を見出し、畏敬の念とともにその加護を希求したことによるもので、列島を海に囲まれ、山河豊かな国土を有する日本はまさにこうした神仏の宝庫といえます。そして、長い年月を経ながら発展させてきた信仰も日本独自の文化といえます。
本展では、全国各地で頒布されてきた膨大なお札や軸画の中から、地域に現存する神仏画や絵札を中心に信仰史を概観し、それらが社会的に果たした意義についても考える機会にしたいと思います。