企画展「HEART OF SWORD―郷土刀と装い―」

 私たちの心を捉えて離さない日本刀には、独特の魅力や文化が秘められています。
機能美を追求し一切の無駄を省いた姿形をはじめ、作刀の時代背景や思潮を反映した造形美。いずれも日本刀が歴史的価値のある文化財であると同時に比類なき優れた美術品としても世界的に高い評価を受けている所以といえます。
 鍛錬を重ね研ぎ澄まされた地鉄の肌や刃文に表される刀匠の美意識。その諸相からは作成時期や刀匠の系譜など様々な特色を見出すことができ、時には信仰の対象となり、権威の象徴にもなってきました。
日本において千年にもおよぶ伝統を継承し続けてきた日本刀が果たしてきた歴史的役割は大きく、今なお燦然と輝くその造形美からは日本の文化そのものを感取することができます。
 本展では、奥州市内に残る郷土刀や仙台藩政時代の刀剣を中心に、刀装具類や甲冑などの武具を展示。その造形美に秘められた伝統文化を鑑賞する機会にしたいと思います。

会期
令和4年4月29日(金)~6月26日(日) 会期中無休
時間
9時00分~17時00分
会場
えさし郷土文化館 第二展示室
入館料
通常入館料でご観覧頂けます
共催
奥州市教育委員会、えさし郷土文化館
事業主幹
えさし郷土文化館

関連事業

体験コーナー「刀剣スペシャル」

  • 【開催日】
    令和4年4月29日(金)~5月5日(木)
  • 【時間】
    10:00~15:00(随時開催)
  • 【体験メニュー/料金】
    ミニ刀剣 1個/300円
    しゅりけんキーホルダー 1個/200円
    刀の「つば」のビーズコースター 1個/500円
    ※体験料金のほか、別途入館料金が必要です。

HEART OF SWORD

舞草光長の地鉄「綾杉肌」

HEART OF SWORD

槍 銘 包蔵作 江戸時代

HEART OF SWORD

刀 銘 陸中國住源明國 明治時代

HEART OF SWORD

体験コーナー「刀剣スペシャル」

ポスター