企画展「ゆるっと画―信仰と思想の民画―」
絵画の歴史には荘厳な芸術のほかに、庶民の間で描かれた素朴な「民画」も存在しています。日本ではその代表的なものに寺社の参詣図や縁起絵などの信仰に基づいた民画が多く挙げられ、それらは近世の参詣者や旅行者の土産物として発展したことによって定着しました。また、民間信仰においても地域の「講中(神仏に詣でる仲間)」による行事などで使用する本尊を描くため、庶民が自ら絵筆を執り、独特で自由な筆致で神仏の姿を表わしました。このように人々は職業絵師による技巧的で教条的なハイアートを崇敬する一方で、娯楽的で気軽に楽しめる純朴な民画にも大いに親しみました。本展では国内外の民画を通じ、その深淵にある思想や信仰史を外観します。ゆるやかで独特、画風豊かな民画の魅力をどうぞお愉しみ下さい。
- 会期
- 令和5年10月21日(土)~令和6年1月21日(日)
- 時間
- 10月末日まで:9時00分~17時00分
11月1日から:9時30分~16時00分
- 会場
- えさし郷土文化館 第二展示室
- 休館日
- 1月1日
- 入館料
- 通常の入館料でご観覧頂けます。
※未就学児童無料
※奥州市民は市民パスポートの提示で入館料半額
- 主催
- えさし郷土文化館
関連行事
トークイベント「素朴な民画を愉しむ」
民画の魅力や企画展のみどころについて解説します。
- 【日時】
令和5年12月17日(日) 13時30分~15時00分 - 【話者】
宮本升平 氏(奥州市地域文化研究所)
野坂晃平 (えさし郷土文化館) - 【会場】
えさし郷土文化館 研修室 - 【定員】
40名(事前申込制) - 【参加料】
入館料金でご参加頂けます(市民料金の適用はありません) - 【申込方法】
電話またはwebページの申込フォームからお申込下さい
TEL 0197(31)1600