地域史研究講座2025

奥州市では地域の歴史・文化に関する事項について調査研究活動が取り組まれ、その内容から地域社会の特質ならびに先人たちの事績が見出されています。それらは私たちにとって身近な過去でもあり、奥州市の将来や未来像を考える素材にもなり得ます。
本講座は、地域史に関わる各分野の史資料や研究成果を広く「公開」「発信」「共有」する目的で実施し、総合資料学的な観点から奥州市や胆江地方の文化を再認識するとともに、新たな知見を学ぶ機会にしたいと考えています。

会場
えさし郷土文化館 研修室
定員
各回40名(事前申込制)
聴講料
各回400円(資料代・入館料込・市民料金の適用はありません)
申込先
えさし郷土文化館
TEL:0197(31)1600(9時~17時)
※ お電話または下記の[申込フォーム]からお申込み下さい
ONLINE併催
えさし郷土文化館公式YouTubeチャンネルにて無料同時配信(事前申込不要)>>公式YouTubeチャンネル

第1回「奥州・金ケ崎地域の先人たち」
(1)日 時:令和7年2月2日(日) 13時00分〜16時00分
(2)論題/登壇者
① 「岩手県知事千田正の残した歴史資料の分析」
伏見岳人 氏(東北大学大学院法学研究科教授)

② 「「六原」が物語る近現代戦史」
小玉克幸 氏(奥州市地域文化研究所主任研究員)

③ 「奥州市資料調査報告—2024年度近代分―」
  [下飯坂家文書・愛宕小沢家文書・日高小路須田家文書]
堀井美里 氏(合同会社AMANE業務執行社員)
  [小林晋一家文書・日高神社千葉家資料・戸坂家資料]
高橋和孝(奥州市教育委員会歴史遺産課主任学芸員)
[学校資料・幼稚園資料]
羽柴南枝(奥州市教育委員会歴史遺産課学芸員)

④ 討議「先人資料をどう活かすか」
  進行/野坂晃平(えさし郷土文化館 課長・学芸員)

第2回「仙台・盛岡藩の制度と慣習」
(1)日 時:令和7年2月16日(日) 13時00分〜16時00分
(2)論題/登壇者
① 「猪狩家文書からみる岩谷堂給主仲間」
  藤方博之 氏(福井大学学術研究院教育・人文社会系部門 教員養成領域 准教授)

② 「盛岡藩・仙台藩における殉死」
  兼平賢治 氏(東海大学文学部歴史学科准教授)

③「移動した家文書群へのアプローチ―鹿又家・沼辺家・平井家の事例―」
  高橋和孝(奥州市教育委員会事務局歴史遺産課主任学芸員)

④ 南鱗文庫所蔵文書のデジタルアーカイブ化とAMANEアーカイブの特徴について
  堀井美里 氏(合同会社AMANE業務執行社員) 

⑤ 討議「武家文書と地方文書」
  進行/野坂晃平(えさし郷土文化館 課長・学芸員)

主催
奥州市教育委員会、えさし郷土文化館
共催
科学研究費助成事業:
基盤研究(B) 20H01382「研究室データの早期公開を加速する「逐次公開」型運用モデルの確立と複数分野での実証」
基盤研究(C) 23K00807「地方知行制下の藩領における在郷武士と相給村落に関する研究」
基盤研究(C) 20K00944「盛岡藩の北上川舟運と自然環境の利用に関する総合研究」
国立歴史民俗博物館日本歴史文化知2024年度奨励研究「人口減少社会における近現代政治史資料のデジタルデータ化と地域社会連携の促進―岩手県奥州市の地域資料の活用法」
国立歴史民俗博物館日本歴史文化知2024年度奨励研究「移動する前近代文書への効果的調査手法の構築と情報共有基盤の確立に関する研究」
産学官連携に基づく地域資料継承支援事業
協力
国立歴史民俗博物館 メタ資料学研究センター
合同会社AMANE

地域史研究講座申込フォーム

    ※ お申込み内容を確認次第、えさし郷土文化館(esashi-museum@esashi-kaihatsu.co.jp)よりご連絡いたします(お申込み時間によっては1〜2営業日かかる場合がありますのでご了承ください)。