第6回 こなまるしぇ Konamarché
- 開催日
- 2019年9月28日(土)・29日(日)
- 時間
- (28日)10:00~16:00
(29日)10:00~15:00
※ 雨天決行、荒天の場合は中止
- 会場
- えさし郷土文化館 駐車場
- 出展内容
- クラフト作品・雑貨・アクセサリー・植物・農産物などの販売。フードスペースでの江刺の物産・飲食物販売など。
「こなまるしぇ」は、えさし郷土文化館を会場に開催されるクラフト市を中心とした野外イベントです。
名称は当館の所在地「小名丸(こなまる)」とフランス語で「市場」を指す「マルシェ(marché)」を合わせた造語で、2017年から開催が始まりました。
会場では、奥州市内外のクラフト作家によるアクセサリーや小物類、日用雑貨など幅広いジャンルの手仕事品やワークショップが出店され、手仕事の魅力を感じながら、手間暇かけてつくられた良質な作品の数々を来場者にお求め頂けます。また、江刺の物産や飲食を楽しめるフードエリアも充実しており、どなたでもゆったりとした時間を存分に過ごせる内容です。
皆さまのご来場をお待ちいたしております。
出店者紹介
9/28(土)・29(日)両日
Le lien
本物のお花を使ったレジュフラワー雑貨と紙モノ雑貨を多数取り揃えております。
at・sō
あっ!これだと言って頂けるモノを・・・。お立ち寄りをお待ちしています。
手作り工房 梢
とんぼ玉も布小物も同じ物はなくひとつだけのオリジナル作品です。とんぼ玉と猫柄花柄。
いろつまみ
つまみ細工の髪飾りやブローチなどを色とりどりご用意しています。
☆K&S
ハンドトリートメント、ヒーリング、ネイルケア、スイーツはシフォンケーキなど各種。
手作り雑貨 ぷりむら
昭和レトロな布を中心に作品を作っております。どこか懐かしい心ときめく作品たちです。
くまかもや
くまとかもが2人で、ほっこりする物を作っています。
茶路屋
ガーゼを使った肌に優しいお品と多種な布でポーチなどを作っています。
静山園
陶器、刺し子、アクセサリー等、幅広い素材に取り組んでいます。
Onsa
「身に着けると笑顔になる」をモットーに洋服や小物を制作しています。
布あそび 美屋
和柄、洋柄の布を用いて、布小物やおしゃれ雑貨などを手作りしています。
つむぎ屋
高知県のブランド生姜を搾らずに佃煮にしています。生姜本来の風味を大切にした佃煮です。
studio.N
毎日見て触って楽しめるアクセサリーをごっそり持ってお待ちしています。
taneno.&pon☆chiki
ビーズやプラバンを使ったお洒落で個性的なアクセサリーです♪
おりらく
ステンドグラスの可愛いい小物類、ホームスパンのカラフルの羊毛で作ったコサージュ。
糸紡工房 Habetrot
大漁旗を裂き織りしたバッグ、ポーチ、クッションカバー等出品します。
inner peace
アロマクラフトとオラクルカードリーディングと手もみのマッサージで癒しに来ませんか?
もうね屋
生地をたっぷり使ったゆとりのあるデザインのワンピース自然素材のアクセ類と相性◎
***For Sweet Baby***
優しいガーゼを使用した小物や財布、きれいなハーバリウムでいやされて下さい。
Azul tinker cookies
1つはおうちに持って帰りたい!!と必ず思う女子の♥わしづかみアイテムを販売します!
ねいちゃ~まいんど
一関市を拠点にカラフルタイルや貝殻でアクセサリーや生活雑貨を作っています。
手づくり工房 白猫
バラエティー溢れる手づくりアイテムを揃えてお待ちしております。
Licht
たくさんのお洋服とアクセサリーを御用意しています。
coco color
オルゴナイト。つまみ細工アクセサリー&ワークショップ。レイキヒーリング。
happiness tree
粘土やレジン製のストラップ、イヤリングなどのアクセサリーを販売します。
遊染夢舎
身近な暮らしに藍を!秋風が吹いたらお肌に優しいシルクストールを巻いて出かけよう!
志たあめや
1832年創業の当店1番人気のかりんとうをはじめ、洋菓子やオリジナルグッズも!!
ファッション514
タンスに眠っているきものを洋服にして着て楽しんだり、思い出の品を着て楽しみましょう。
たらふく道
銀を加工したり、原石、パワーストーンなどを販売しております。
Bonheur
大人女子が心トキメク商品をたくさん用意してお待ちしています。
Miralin Shop
一つ一つ丁寧に編んだレース編み作品、ブローチやシュシュ、モチーフ、ワンポイントに。
げつや
切り絵を封入したレジン作品など、レジンと切り絵の雑貨を中心に作っているお店です!
an.mamy
ベビースタイ、抱っこ紐カバー、ポーチ、手編みの帽子、シューズなどを作っています。
mofu mofu
いろいろなアクセサリーを種類豊富にご用意してお待ちしております。
ねこと手仕事
手作りの猫が大集合します。
おおわく工房
伐採された樹木は次の生き方がある!木工品あるいは家具として。
ikku.handmade
心の中にキラッとかがやく虹のかけらのようなアクセサリーを♡
古布ざっか
絣を使用した、洋服類、バッグ小物など、手に取って絣のあたたかさを感じて下さい。
三色すみれ
一つ一つ心をこめて手作りしています。どなたにも合うように作ってみました。
9/28(土)のみ
優
木の持ち手、ボタン、アクセサリー、布小物、バッグ、柿渋液、椿油でお待ちしています。
HOT・MAM
バックの持ち手、ボタン、アクセサリーなど木を使って作っております。
Lukia
化粧ポーチ、ペンケース、ガジェットケース、お弁当袋など全て一点ものになるように作ってます。
Felt sense art Mei
日々の生活でふっと目の前を過ぎるか感覚や夢うつつからのメッセージをそのまま描いて…。
玉里アンテナショップ 玉の市
産地直送!玉里の自慢の品々を集めてお届けします!地域の温もりをご堪能下さい。
KOITAROU.
ヴィンテージ風なドライフラワーを使用したレジンアクセサリーが揃っております。
9/29(日)のみ
H*R
子供から大人まで、ワクワクする多種多様なアクセサリーをご用意しております。
みっけ!
ひとりでふたりで、みっけ!よろしくお願いします。
なつき屋
野菜モチーフや和柄のモノなど、個性的なグッズをお楽しみください!
yoemy
大人可愛いレジンアクセサリーを多数ご用意!お気に入りが見つかりますように…
ふたばのあとりえ
雑貨屋さんのように見て手に取ってお楽しみいただければ幸いです。
地粉の店 やどり木
奥州市で地粉を使ったパン、焼菓子を販売しているお店です。宇宙パンもおススメ!
貼箱工房Forest
化粧紙やデザインペーパーを使用した貼箱や雑貨。
ひだまりカフェ
日々の暮らしによりそうシンプルなお菓子をたくさん作ってお持ちします!
エコクラフト結
手提げかご・小物・布小物・木の実等
RIHANA-sweet-
ポーセラーツやリボンのワークショップをぜひ体験しにいらしてください♪
RAMB ROMANTIC
アンティーク風のアクセサリーをお届けします。(ピアス、イヤリング、ネックレスなど)
ワークショップ
おおた陶工
えさし郷土文化館インストラクターの指導で、ロクロを使用した本格的な陶芸体験を開催します。
飲食店
- まるかん餅店(焼だんご)
- はーでぃ・がーでぃ(アイスコーヒー、アイスカフェオレ、酒粕プリン、ジュース)
- ミシン工房髙橋(ミシン、ミシン修理、各種部品・付属品)
- 福司屋(服地、副資材、手作り前かけ、手作りかばん)
- 古川漬物店(鮎・イワナ炭火焼、串ベーコン、フランク、牛タンつくね、ヤジロベー、玉コン、漬物)
- 夢家(ジャンボたこ焼、チョコバナナ、おやつチップス、モチモチポテト、リンゴあめ)
- ヨンボファクトリー(芽子にんにく天ぷら、スノーアイス ほか)
- おやつショップあべ(たこ焼、焼きそば)
- 村上よし子(鉢花、洋服など)
- ゆめ工房(パンプキンタルト、ババロア、チーズスフレ、栗のしぶ皮煮、レアチーズ、大根ビール漬、野菜、梅干)
- お好み焼きしんてん(お好み焼き)
- Cafe Sugar Drop(キラキラソーダ、自家製ジンジャーエール、ナチョス、ポッピングボバヨーグルト ほか)
- イサン(チーズスティック、やきそば、ホルモン)
- SENSE OF FUN WORKS(スパイシーポップコーン、自家製アップルジンジャー、おからと米粉の蒸しドーナツ)
キッチンカー
- キッチンカー・ディーン(タコス、タコライス、ピザシュワポップ ほか)
- カレーだJ(梅干しカレー、バターキーマカレー)
- キッチンカーオアシス(北上コロッケ、北上ザンギ、電球ソーダ ほか)
- クレープTrim(クレープ、手作りレモネード ほか)
物産
- 菊泉堂(フライまんじゅう)
- (有)菓子処菊正堂(藤原四代、スティックケーキ、一口羊羹、ミニ陸奥の王者)
- 吉田屋(スイートポテト、栗いっパイ、かりんとうまんじゅう、金札饅頭、江刺りんごブッセ、江刺りんごゼリー)
- ミートショップ小野寺(チューリップ)
- 八重吉煎餅店(亀の子煎餅、くるみ煎餅)
- 江刺自動車学校(ガーデンハックルベリージャム、ガーデンハックルベリーのむ酢)
※各店舗の出店日および出展内容は変更になる場合があります。あらかじめご了承ねがいます。
古くて新しいまちづくりを目指して
江刺の地域産業は一つひとつ丁寧にモノをつくり出す手仕事によって古くから支えられてきました。こうした繊細で高度な技術力によって築き上げられた伝統は、現代では伝統工芸品などのブランドとして、この地方の風土や生活史の一端を示しています。また、地域には一日市(ひといち)・八日市(ようかいち)・六日町(むいかまち)など定期的に開催された市日に由来する地名が残され、かつて庶民が手工芸品や農産物などを持ち寄って繰り広げられた賑わいの様相を伝えています。
「こなまるしぇ」は「手仕事品」を介した人と人との交流、そして地域資源や暮らしに対する価値の再発見の機会となるこの地域ならではの「市場」を目指しています。
自由で双方向な交流
昭和38年に撮影された岩谷堂川原町での盆市の様子。とても活気があります。田舎のお盆はとにかく忙しい。親族は帰省してくるし、家の仏壇を拝みに菩提寺の和尚さんもやってくる。もちろんお墓参りは欠かせない慣例行事。そんな慌ただしい時期ではありますが、市日の様子は殺伐とした雰囲気ではなく、皆さん穏やかな表情。仏壇やお墓に供える仏花や盆棚を飾る真菰(まこも)をリヤカーに積んで販売する農家の奥さん方。じっくり品定めする買い物客の姿。大体みんな顔なじみなので、互いに声を掛け合いついつい立ち話しにも花が咲く。それぞれの歩調でこの喧騒を楽しんでいるかのようでもあります。かつては、こんなにも自由で双方向的な交流があり、豊かな時間が流れていたのです。
身近な“ひたむきさ”を感じながら
人首川(ひとかべがわ)で作業する半澤染物店。昭和16年撮影。
地域の気候・風土と向き合いながら、農林業や商工業などのあらゆる産業に研鑽を重ねてきた地域の先人たちがいたからこそ、江刺地方は今日まで豊かな発展を遂げてきたといえます。そして、かつては地域のいたるところで日常的に「手仕事」の光景を目にすることもできました。その「ひたむきさ」を身近に感じるからこそ、手仕事品の価値は時代を経ても色褪せない輝きを保ち続けているのです。自分だけではなく、子や孫の代まで永く使えるもの。大切な人への贈り物。そうしたものだからこそ、つくり手の感性と“ひたむきさ”に触れ、手仕事品との出会いを存分に楽しむことができるのだと思います。
暮らしにつながる豊かな出会い
「こなまるしぇ」の会場である小名丸(こなまる)周辺は、江刺の中心市街地である岩谷堂郊外に所在する自然環境と調和した小さな地域です。そして「こなまるしぇ」に集うのは、まさに「つくる人」と「つかう人」。
この両者の交流こそが、暮らしに潤いを与える源泉そのものだと考えています。“つくり手”と“つかい手”が出会い、手仕事品を介して暮らしが豊かになる「クラフト市」を中心に、モノづくりなどを体験できるワークショップも充実。江刺の物産や料理を楽しめるフードエリアなども豊富なので、家族や友人・仲間たちと、もちろんお一人でも豊かな時間をゆっくりとご堪能できる機会です。
“食べること”は生きること
江刺地方は古代より農業による社会が成立していましたが、現代にみる田園風景は概ね江戸時代以降から形成されてきたものです。かつて仙台藩の北端部中央に位置する江刺郡は盛岡藩と境界を接し、政治的にも軍事的にも重要視されていましたが、最も力が注がれたのがやはり農業政策でした。特に「米」は食料基盤であると同時に、経済基盤でもあったことから、北上山地を中心に新田が開かれ、灌漑が整備されるなど、江刺は藩財政を支える穀倉地帯へと発展しました。こうした歴史を背景に現在も江刺では農業が主幹産業に位置づけられており、「江刺金札米(えさしきんさつまい)」や「江刺りんご」などの農産ブランドが広く知られ、畜産分野でも黒毛和牛の繁殖が盛んで、「陸中牛」の子牛ブランドが高値で取引されています。
人が生きていくためには食事をしなくてはなりませんが、幸いなことに現代を生きる私たちは豊富な食材と多様な食文化を享受しながら日々を過ごしています。「こなまるしぇ」では“つくり手”が丹精込めて作った「素材」と「味」を楽しみながら、“食べること”の根源を五感で味わうことができます。
雨が降っても「こなまるしぇ」
「こなまるしぇ」は過ごしやすい気候の中、青々と広がる空の下で開催できれば最高です。
ところが、思い通りにならないのもお天気です。
「こなまるしぇ」は雨天でも決行しますが、豪雨や防風などの警報が発表された場合などは、来場者や出店者の安全を考慮し、主催者の判断により開催を中止します。その他の自然災害など不可抗力の不慮により、開催時間内でも中止する場合があります。
また、通常の雨天でも出店者各自の判断により、出店を見合わせる場合もあります。それは、出店者である作家それぞれが扱う素材が紙や布など、水を嫌う性質のものもあるからです。「こなまるしぇ」に出品される品々は、各作家が手間暇かけて製作した「我が子同然」の作品です。主催者は出店者・作家の意思を尊重し、手仕事品を介した交流の場の提供を目指しております。一方では雨の中、傘やテントの下で肩を寄せ合いながら出店者と来場者が交流する姿も心和みます。そうした光景も自然との境界のない「こなまるしぇ」の魅力の一つともいるのかもしれません。
もちろん、晴れてさえくれれば何の問題もない話しです。